民族楽器やテクノ、ドラム、ギターなどの音源集。DTM、DJ、クリエイター向けのサンプリングCD販売はディスカバリーサウンド。

DISCOVERY DOWNLOADER
HOME購入ガイド用語辞典ライセンスについてリンクムービーお問い合わせ

サンプリングCDを検索します。
サンプリングCD(音素材集)を検索
サンプリング音源(音素材)をダウンロード購入するにはDISCOVERY DOWNLOADER
ランキング
タイムドメインスピーカーMarty101
DMJ(Discoverymusic.jp)
DISCOVERY CDプレス
チープ広石とエスニックサウンドとのセッション
クレイジーキャッツの「学生節」\\
チープ広石がクレイジーキャッツの「学生節」をカヴァー

 1985年に「シャイニングオン〜君が哀しい」で鮮烈デビューを果たした4人組ロックバンド‐LOOK。そのメンバーとしてサックスを担当していたチープさんは、LOOK解散後も様々なアーティストのライブツアーやレコーディングに参加。自身のバンドを率いてライブパフォーマンスを展開する他、CM・アニメソングの作曲やサウンドプロデュース、ラジオDJもこなすなど、多彩なフィールドで活躍されています。

 そんな彼が今回参加したのが、1960年代に一世を風靡した伝説のスーパー・コミックバンド、“クレイジーキャッツ”のリミックス集「CRAZY MIX」。人々に笑いを与え、夢を与えたクレイジーのヒット曲が、今人気のDJ・ミキサーの手で生まれ変わり、10月25日(水)にコンピレーションアルバムとして発売されました。

 チープさんがこのアルバムに提供した一曲、「学生節(Asian Blue Mix)」の制作には、ディスカバリーのエスニック・サウンドをふんだんに使ってくれています。今回はチープさんに、「CRAZY MIX」にまつわる音作りについてお話をお伺いしました。
Q1. まず、「CRAZY MIX」についてお話を伺いたいと思います。このアルバムに曲を提供することになったきっかけを教えてください。
 LOOK時代にサポートしてくれていた百石さん(※百石元|ひゃっこく・はじめ…LOOK時代はバックバンドでギターを担当した、札幌出身のプロデューサー、エンジニア、ギタリスト)から声を掛けてもらったのがきっかけ。彼とは最近仕事を共にする機会があって、そんな時にこのアルバムの話が…。おもしろそうだったし、まずは選曲リストをチェック。そこにはファンの間で超人気の曲っいうのが結構リストされてたんだけど、俺はあえてそういった曲は選ばずに一曲セレクトしてリミックスを手掛けてみることにしたんだ。
Q2. チープさんが今回手掛けた曲のテーマとは?
 テーマは…タイトルどおり「学生節(Asian blue mix)」。RAWな(生っぽい)感じを出したくて、今回は自分でギターを弾いたりした。それから、普段あまり使わないサンプリングCDも取り入れた。サンプリングCDっていっても自分は生っぽさを求めていたわけで、なかでも生楽器が入っているものをチョイス。今回使ったサンプリングCDは、ディスカバリーから出てるタイの音源〔*アメージング・タイランド〕インドネシアのサウンド〔*インドネシア‐ザ・マジック〕、あとはスクラッチを使ったかな。

 俺はある時期からサンプリングCDのLoopものに飽きてしまって、最近では使ってなかったね。以前からそうだったけど、オリジナルな感じを出したいからフレーズなんかは殆どそのまま使ったことがない。今回も殆どワンショットものを使って、フレーズは組み替えて使いました。

 全てやりながらの感覚的な作業。色々組み替えてみて、やっぱりこうかな?これは違うなー、って感じで何度も作業してるうちに、自分のオリジナルフレーズが完成する。それから、自分で録った声なんかのサウンドをリバースして流すっていう方法も取り入れてるよ。
チープ広石
1961年・東京都出身。1985年に“LOOK”のサックスプレーヤーとして「シャイニンオン・君が哀しい」でデビュー。解散後、渡辺貞夫、ダイアモンドユカイ、BEGINなどのライブツアー、レコーディングに参加する一方、 自身のバンドを率い都内を中心にライブ活動を展開。

2001年には林哲司、吉田朋代と共にユニット〈グルニオン〉を結成。その他、CMやアニメソングの作曲やサウンドプロデュースを手掛ける。2005年の秋より、札幌・FMアップルの音楽ラジオプログラム「DiscoveryMusic.JP」のナビゲーターとして、多くのインディペンデントアーティストを紹介するなど、現在も精力的な活動を続けている。

:: 公式サイト
http://www.cheephiroishi.com/

:: ブログ
http://blog.livedoor.jp/
cheephiroishi/


チープ広石
CRAZY MIX
クレイジー・ミックス
スーパーコミックバンド、“クレイジーキャッツ”のヒット曲を今最も人気のDJ、ミキサー達がハラホロに面白格好良くMIXした、全9曲収録のアルバム。販売価格2,520円(税込)。

2006年10月25日(水)発売!
ご購入は“Sony Music Shop”まで。
Q3. 久しぶりにサンプリングCDを活用されたそうですがいかがでしたか?
サンプリングCD&CD-ROM【アメージング・タイランド/AMAZING THAILAND】ACID/REX2/WAV/AUDIO
サンプリングCD【インドネシア - ザ・マジック/INDONESIA - The Magic】ACD/REX2/WAV/KONTAKT/BATTERY/MACFIVE
 まず、ディスカバリーの作品は目の付け所が良いね。楽器の面白さ、演奏者の表現力も良かった。音のクオリティもいいし、今回は生楽器を探してたこともあってとても使えました。

 サウンドを選ぶとき、俺の場合は「生のもの」、「意外性」なんかを重視する。例えば、最近では結構ギター感覚で誰でも演奏しちゃってる二胡なんかはサンプリングネタから探さない。それだったら、直接演奏できる人に頼んだ方が良かったりするからね。

 ちなみに、アジアの楽器は似たり寄ったりの音色を奏でるものが多いけど、演奏の違いや音自体何らかの違いはあるよね。今回利用したタイインドネシアのサウンドには初めて知る楽器もあったし、とにかく音色の魅力だけじゃなくて演奏者の魅力がたっぷり。こんな演奏できる奴がいるのかー、こんなフレーズ弾いちゃうの?っていう驚きや感動もあった。演奏者によって同じ楽器でも弾き方一つで全く違う楽器を弾いてるような、そんなパフォーマンスやサウンドにたくさん出会えたと思う。

 こういう音は聞いてるだけで楽しめるし、制作意欲を刺激する。普段は曲自体をイメージしてから音を触るけど、こういった音源を聞くことで曲全体のイメージが膨らんでいくことも。「音色」、もっと言えば「演奏者」とセッションするような気持ちで制作できたし、普段サンプリングCDを使わない自分も、今回使用したサウンドには音そのものだけじゃなくって、パフォーマンスの面白さ・意外性・驚きを感じられたと思うよ。
Q4. ありがとうございます。チープさん、これからリリースして欲しい音源などありますか?
 ありふれたものになってしまうけど、ストリングス系とインド(中近東)ものが欲しい。ストリングスは単音で欲しいのは勿論だけど、色んなニュアンスで演奏されてるサウンドが良いね。インドのサウンドは何にでも使えそう。ディスカバリーならではの切り口も見てみたいし。
Q5. チープさん、鋭いですね。インドのサンプリングCDはご要望が多かったこともあり、今まさに計画中です。お楽しみに!では、最後にチープさんの最新ニュースや今後のご予定を教えてください。
 今、改めて自分がデビューしてからの20年を検証しているところ。まあ、まずは10月25日に「Crazy Mix」発売されるので聞いてみて欲しい。あとは、今アルバムを制作中、そしてライブも予定してます。来年は個人のアルバムをリリース予定。詳しくはHP等で公開していくんでお楽しみに。