民族楽器やテクノ、ドラム、ギターなどの音源集。DTM、DJ、クリエイター向けのサンプリングCD販売はディスカバリーサウンド。

DISCOVERY DOWNLOADER
HOME購入ガイド用語辞典ライセンスについてリンクムービーお問い合わせ

サンプリングCDを検索します。
サンプリングCD(音素材集)を検索
サンプリング音源(音素材)をダウンロード購入するにはDISCOVERY DOWNLOADER
ランキング
タイムドメインスピーカーMarty101
DMJ(Discoverymusic.jp)
DISCOVERY CDプレス


グリーク・ビーツ\\
Greek Beats? Greekってあのギリシャのことだっけ…?

という具合に、そのグルーヴはラテンやアフリカのそれとはちがって、まだあまり認知されていないのが現状だよね。僕にとってそれこそがサンプリングCDを使う上で最も重要なファクター。というのも、常に新鮮で今まで聴いたことのない何かを取り入れたいと思っているから。そういう意味では「グリーク・ビーツ」は見事に僕の期待に応えてくれた。中でもなどはエキゾチックそのもので、僕の作曲意欲をかき立てるには十分すぎるほどの内容であった。

サンプリングCD、特にそれがフレーズサンプリングの場合、その演奏家達の呼吸、場合によってはその心の動きまでをも感じ取ることができる。そういう意味では、例えばまわりのミュージシャンから多くのアイデアやエネルギーを授かることのできるある種のジャムセッション的要素をも兼ね備えている。ともすれば孤独になりがちな自宅作業がより充実した楽しいものになり得るよね。

実際のレコーディングでもそうだけど、ただそつなくこなされた味気ないトラックよりも何か特別な雰囲気、そう、「におい」とでも言うべきニュアンスが収録できた時、例えようも無い満足感を得ることができる。僕らミュージシャンはわずかなその瞬間を追い求め、またそれによって生かされているみたいなもの。言ってみれば「出逢い」だよね。

同時に、テクノロジーの進歩と共に、ハイクオリティーなありとあらゆる楽器サウンドが自宅に居ながらにして簡単に再現できるようになった今だからこそ、僕ら使う側の資質が問われているようにも思える。むしろなんのこだわりも無く、自由な発想のもとに活用されることを期待して止まない。まさに音の世界一周冒険旅行の始まりはじまり…。

住友 紀人 (すみとも のりひと|作・編曲家/プロデューサー)
http://www.starnotes.jp/sumitomo/

演奏家としても参加したイタリア人ピアニスト、ジャンニ・ノセンチのソロアルバム「ソフトソングス」は米ビルボード誌に掲載され、同アルバムで共演した坂本龍一氏と共に高い評価を受ける。音楽を担当した映画「ホワイトアウト」では、日本アカデミー優秀音楽賞を受賞。

今年3月、ギタリストJack Leeと共に新しく結成したユニットAsianergyに、あのデイブ・グルーシンとハービー・メーソンをゲストに招いての最新アルバム制作中。夏には日本でも数本のライブを予定。乞うご期待!!
代表作品:
映画/TVドラマ/サウンドトラック: 「ホワイトアウト」「やまとなでしこ」「弟」他
ソロアルバム: 「Time Wanderer」「Close In Time」


Special Review