民族楽器やテクノ、ドラム、ギターなどの音源集。DTM、DJ、クリエイター向けのサンプリングCD販売はディスカバリーサウンド。

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世界中のエスニック・サウンドを織り込んで現代音楽を手掛けるポップスグループ、「東京エスムジカ 」。3名で構成されるこのユニットのサウンドプロデュースを手掛ける≪早川大地≫氏に、この度ディスカバリーのエスニック・ライブラリーを試用していただきました。

ディスカバリーサウンドのサンプリングCDを以前よりご利用されている早川氏は、ご自身の作品に取り入れる民族音源を追い求めて世界中を飛び回るほどの、“エスニック・サウンド愛好家”。そんな彼が今回手にしたのは、神秘の歌声ホーメイやトゥバ共和国の弦楽器を収録した「トゥバ:ホーメイ」、そして、インドネシアより迫力満点のアンサンブルを中心に収めた「インドネシア‐ザ・マジック」です。

早川氏の持論を織り交ぜながら語ってくださった製品レビューを、皆さんへお届け致します。
トゥバ・サウンド
ダウンロード販売スタート
2006年1月リリースの「トゥバ:ホーメイ」に収録されているコンテンツが、いよいよ1ファイルよりダウンロードできるようになりました!

::ヴォイス
男声ホーメイ
女声ホーメイ

::弦楽器
イギル
ドシュプルール
早川大地|ハヤカワダイチ
1977年東京生。サウンドプロデューサー、作曲家。世界中のエスニックサウンドを織り込んだポップスグループ「東京エスムジカ」を率いて、2004年デビュー。「東京エスムジカ」の1st Album『World Scratch』は、韓国、台湾、ヨーロッパ各国でもリリースされ話題を呼んだ。

2006年2月リリースの2nd Album『Switched-On Journey』は、モンゴル、インドネシア、ルーマニアでの海外レコーディングを敢行。 『Kuaetnika』や『mahala rai banda』とも共演する。一方で、メロディーメーカーとしての評価も高く、ELT等、様々なアーティストへの楽曲提供を行っている。

:: 東京エスムジカ公式サイト
http://www.ethmusica.jp/

:: 早川がホストを務める、 「ワールドミュージック&カルチャー&飯」サイト。 投稿歓迎!
http://www.hajiwaru.com/
「トゥバ:ホーメイ」 〜 女性ホーメイも収録されている魅力ある作品
トゥバ・ホーメイ
トゥバ・ホーメイ
トゥバっていったってどれくらいの人がわかるんだろう?トゥバはモンゴルの北側にあるロシア領内の共和国で、人種的にも文化的にもモンゴルに近い。だから音楽もそう。モンゴルでホーミーと呼ばれるものも、ここではホーメイと呼ばれている。(実は、世界的にはホーメイの方が評価が高く人気だったりするのだ。)

このあたりは人口密度が低い為に、アンサンブル形式の音楽はあまり発達しなかった。その代わり発達したのが倍音の音楽だ。一人の人間が同時に二つの声を出すホーメイ。馬の毛でできた弦を馬の毛でできた弓で弾く弦楽器、その美しい低音の音色から“草原のチェロ”とも呼ばれる馬頭琴。さえぎるものが何もない草原で、何百年何千年もの間、人々が奏でていた音楽。この乾いた草原の下でしか得られない音楽だ。


女声ホーメイ歌手:
チョドゥラー・トゥマット
(※写真中央)
そんなトゥバの音楽の魅力が詰まったこのCD。ホーメイサンプルとしては、女性ホーメイ歌手のサンプルが入っているのも魅力。(ひょっとしてこれ初なんじゃない?)それぞれの音に44.1khz、96khzと二つずつ入ってるところも「わかってるぅ!」って感じだね。
「インドネシア‐ザ・マジック」 〜 丁寧に、愛情もって収録されたガムラン
インドネシア
インドネシア
ザ・マジック
昔から民族音楽の代表的存在とされ、その独特の音色と迫力で多くの人をとりこにしてきたガムラン。かくいう僕も、そのガムランの魅力に取り付かれ、自分のユニットのために現地までレコーディングしに行ってきた。そのときしみじみ感じたことは、ガムランの魅力はなんといってもアンサンブルにあるってこと。

アンサンブルは生き物だ。その場の空気が、演奏者の呼吸が、音楽をがらっと変えてしまう。もちろん、だからこそそう簡単にサンプリングできるような物ではないし、今まで出ていたものも「民俗音楽は粗野なのが魅力さ」なんてうそぶいてクオリティの低いものが多かった。

そんな曲者のガムランをよくもまあこれだけ使いやすい形で、きちんと収録できたなあと驚かずにはいられない。“ガムラン”が入ったサンプリングCDは数あれど、これほど丁寧に、愛情もって収録された盤はなかなかない。

もちろんガムラン以外にもルバブ(弦楽器)、スリン(竹笛)、ジェゴグ(竹のガムラン)などもしっかり網羅されているし、大地の鼓動をそのまま伝えるような“Voice Percussion”の類が充実しているのもうれしい。

あとはこいつで君が何を生み出すかだ!